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以水救水【みずをもってみずをすくう】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
以水救水

【読み方】
みずをもってみずをすくう

「いすいきゅうすい」とも読む。

【意味】
水をそそいで水をとめようとする。方法を誤り、ますます勢いづかせること。

【典拠・出典】
荘子』「人間世」

【類義語】
・以火救火(いかきゅうか)
・以湯止沸(いとうしふつ)

以水救水(みずをもってみずをすくう)の使い方

健太
文化祭の話し合いをしているんだ。意見が活発なのはいいんだけど、衝突し始めたんだ。
ともこ
それは困ったわね。衝突を止めたの?
健太
それが、以水救水というように、もっと大事になってしまって、クラスが分裂中なんだ。
ともこ
火を救うに薪を投ずともいうけど、悪化させたのね。

以水救水(みずをもってみずをすくう)の例文

  1. 健太くんは、両親の喧嘩を止めようとしたが以水救水となった。
  2. ともこちゃんの失策のせいで以水救水となりました。
  3. 以水救水となってしまうくらいなら、沈静化するまで静観していればよかった。
  4. 怒りを鎮めようとしたのに、まさに以水救水、火に油を注いだ。
  5. 健太くんの悪手が以水救水となり、結果、最悪の事態になった。
ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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