著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

鴬語花舞【おうごかぶ】の意味と使い方や例文(語源由来)

【四字熟語】
鴬語花舞

【読み方】
おうごかぶ

【意味】
春の情景を感覚的に詠った詩句。
花びらが舞い踊り、うぐいすが鳴く春の風景を詠ったもの。

【語源・由来】
「鴬語」は鴬(うぐいす)の鳴き声の意味で「花舞」は花びらが舞い散るという意味です。
花びらが舞い散り、鴬が美しい声を響かせている春爛漫の風物詩を表しています。

【典拠・出典】

鴬語花舞(おうごかぶ)の使い方

ともこ
もう春だね!
この間、近くの公園の春まつりに行ってきたんだ!
健太
いいなあ、どうだった?今が色々な花が満開だよね、すごくきれいだったでしょ。
ともこ
うん、花も満開だし鶯も鳴いていたし、とっても春を感じた一日だったよ。
健太
それはすごいね、まさに鴬語花舞かもしれないね。
うらやましいなあ。

鴬語花舞(おうごかぶ)の例文

  1. 鶯が鳴き、花が舞い散る中、まさに鴬語花舞の風景を絵に描くことで、この季節をより一層身近に、そして自分のもののように感じるものだった。
  2. 春爛漫、鴬語花舞の公園を君と一緒に歩きたかった。いつもこの季節思い出してしまう。
  3. ホーホケキョ、と鳴く鶯の声がとても心に響く、鴬語花舞のこの季節、すべての生き物が活発に活動する音が聞こえてくるようだ。

まとめ

鴬語花舞(おうごかぶ)は春の情景を感覚的に詠った詩句で、春に花が舞い、その近くで鴬が美しい声を響かせている情景を表しています。
「鴬語」は鴬(うぐいす)の鳴き声の意味で「花舞」は花びらが舞い散るという意味です。
鶯は「春告鳥(はるつげどり)」と呼ばれ、初めて鳴く「初音(はつね)」は昔から日本人に春が来たことを教える役目を担ってきました。
鶯が鳴く時期は沖縄や九州では例年2月頃、西日本から東日本では3月、北日本では4月~5月に聞かれ、鶯が鳴く理由は春になって繁殖の準備を始めるためです。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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