【四字熟語】
老婆親切
「老婆心切」とも書く。
【読み方】
ろうばしんせつ
【意味】
必要以上に世話を焼きすぎること。
【語源・由来】
「切」は思いがひたすらで強いさま。もと仏教の語で、師匠である僧が修行者を親切に教え導くこと。
【典拠・出典】
『臨済録』「行録」
【類義語】
・苦口婆心(くこうばしん)
老婆親切(ろうばしんせつ)の使い方
近所のおばあちゃんが、兄さんにお見合い写真を次々に持ってくるんだ。良かれと思って老婆親切でやってくれているんだろうけれども、兄さんはもううんざりしているよ。
結婚をせかされると嫌になるわよね。
そうなんだよ。勉強だってやりなさいって言われたらやりたくなくなるんだ。
健太くんは言われなかったら永遠にやらないじゃないの。
老婆親切(ろうばしんせつ)の例文
- 大家さんは老婆親切で、急な雨が降ってきたとき、僕の部屋に勝手に入って洗濯物を取り込む。
- 親切は嬉しいけれども、度を超すと老婆親切、おせっかいなだけだ。
- 彼女の親切は、ここまでくると老婆親切で押しつけがましい。
- 近所のおばあちゃんは、新米母の私を心配して口を出してくるが、老婆親切だ。
- 老婆親切とわかっていても、口を出してしまう。