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竜蟠蚖肆【りょうばんげんし】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
竜蟠蚖肆

【読み方】
りょうばんげんし

「りゅうばんげんし」とも読む。

【意味】
聖人も民間にあれば俗人にあなどられるたとえ。

【語源・由来】
「蟠」はわだかまる意。「蚖」はいもり。「肆」はほしいまま。

【典拠・出典】
法言』「問神」

竜蟠蚖肆(りょうばんげんし)の使い方

健太
ともこちゃんは間違いなく優秀なのに、なぜか侮られているよね。
ともこ
竜蟠蚖肆っていうからね。自分で力を発揮できる地位を手に入れない限りは認めてもらえないわ。
健太
竜蟠蚖肆かあ。世の中は厳しいね。
ともこ
運が必要で、才能があるだけじゃダメなのよ。

竜蟠蚖肆(りょうばんげんし)の例文

  1. 会社にいるときはそれなりの地位だった人が、退職したら竜蟠蚖肆というような状況に耐えられないらしい。
  2. 竜蟠蚖肆というように、聖人だって平時は僕たち俗人と同じ人間なんだよ。
  3. どんなに立派な議員でも、落選してしまえば竜蟠蚖肆、単なる人だ。
  4. 大活躍の彼だって竜蟠蚖肆、ステージを降りてしまえば俗人の一人に紛れてしまうよ。
  5. 今は社長として崇められているけれども、竜蟠蚖肆、社長の座を降りれば侮られる日が来るのだろう。
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北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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