【四字熟語】
最後通牒
【読み方】
さいごつうちょう
【意味】
これ以上は、もう話し合いの余地がないと、相手方に通告すること。
【語源・由来】
もともとの意味は、国際文書のひとつ。
外交交渉が不成立に終わりそうなときに、相手国に最後の要求を出して、それが受け入れられない場合には、自由行動を取ることを述べたもの。
「通牒(つうちょう)」とは、外交文書で通告すること。また、その文書のこと。
「最後通告(さいごつうこく)」と同じ意味。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
ultimatum.
最後通牒(さいごつうちょう)の使い方
もしも、この条件を受け入れてくれないなら、これから練習には参加できないと監督に伝えてきたんだ。
今回の交渉は、みんな本気なのね。
最後通牒を突きつけてきたよ。
これからどうなってしまうのか、とても不安ね。
最後通牒(さいごつうちょう)の例文
- 何度話し合いを重ねても、どちらも一歩も譲らなかった。そこで、こちらが最後通牒を突きつけて、戦闘の準備にうつることになった。
- 彼女にとって、それは最後通牒だったのだろう。今気づいたところで、時間はもう戻らない。
- 最後通牒を送ってから、もう24時間が経過している。なんの返答もなければ、このまま攻撃を開始する。
- 最後通牒を突きつけて、彼は二度と姿を現すことはなかった。
- 最後通牒によって、要求は受け入れられた。しかし、契約が完了するまで油断はできない。
まとめ
最後通牒というように、これ以上交渉の余地がないことを、相手へ通告することで、強引な手段に出る場合があるのではないでしょうか。
交渉の余地がないからといって、強引に進めることは危険も伴うのではないでしょうか。
意見が食い違ったり、話し合いが難航したりすることもあるでしょう。
しかし、お互いの妥協点を探りながら、できれば話し合いで平和に解決をしたいものですね。