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窮猿投林【きゅうえんとうりん】の意味と使い方や例文(故事・出典)

【四字熟語】
窮猿投林

【読み方】
きゅうえんとうりん

【意味】
困っているときには、あれこれとえり好みなどしている余裕はないたとえ。貧窮しているときには俸禄や官職などをえり好みしている余裕はないたとえ。逃げ場の無い状況に追い込まれた猿が、林の中に飛び込んでも、捕まるための枝を選ぶ余裕はないという意味から。

「窮猿」は逃げ場のない状況に追い込まれた猿。「投林」は林に飛び込むこと。

【故事】
中国の東晋の李充が言った言葉とされ、貧しかった李充は将軍の参謀に薦められたが、それでは生活が成り立たないと判断して、報酬は多いが地位の低い地方官になったという故事から。

【典拠・出典】
晋書』「李充伝」

窮猿投林(きゅうえんとうりん)の使い方

ともこ
健太くんの親せきにお笑い芸人を目指しているお兄さんがいたわよね?今も頑張っているの?
健太
彼は、真剣にお笑い芸人を目指していたんだけど、結婚して家族ができたからもっと給料の良い仕事につかないといけないって言って夢をあきらめたんだ。
ともこ
窮猿投林、家族のために仕事をえり好みしないでがんばっているのね。偉いわ。
健太
そうなんだ。だから親戚一同で、彼ら一家を応援しているんだよ。

窮猿投林(きゅうえんとうりん)の例文

  1. 神童と言われ、大学の研究職につきましたが、窮猿投林、給与面の待遇が悪かったのでトラックの運転手になりました。
  2. 窮猿投林、あの頃は、貧しさから抜け出すために、どんな仕事でもしました。
  3. 窮猿投林、宣伝費だと思って、今は仕事を選ばず、すべて受けています。
  4. 窮猿投林、少しでももうけを出すために、顧客の無茶ぶりに耐え仕事をしました。
  5. 窮猿投林、早く奨学金を返済したかったので、好きな仕事ではなく給与面で就職先を決めました。

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