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三界無宿【さんがいむしゅく】の意味と使い方や例文

【四字熟語】
三界無宿

【読み方】
さんがいむしゅく

「三界」を「さんがい」と読むのは、仏教用語の慣用。「さんかい」と読むのは誤り。

【意味】
仏教で、この世界のどこにも住む家がないこと。

「三界」は、この世。世界。「無宿」は、住む家がないこと。

【典拠・出典】

三界無宿(さんがいむしゅく)の使い方

健太
老後資金に2000万円必要なんだって。
ともこ
私のお父さんは、マイホームを持たない身には辛い金額だって言ってたわよ。
健太
ともこちゃんの家は賃貸だっけ?
ともこ
そうなのよ。老後資金がなくなったら、本当の本当に三界無宿になってしまうのよ。

三界無宿(さんがいむしゅく)の例文

  1. 景気が悪くなり、公園には三界無宿の人が増えたようです。
  2. ともこちゃんは、ホテル住まいで三界無宿なので、荷物が少ない。
  3. 山で修行中の健太くんは、雨の日は洞窟でしのぐので、三界無宿なんです。
  4. 災害で三界無宿となった人たちに宿を提供しました。
  5. 借金を抱えた両親が、ある日突然いなくなってしまった健太くんは三界無宿で公園に住んでいます。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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