【四字熟語】
油断大敵
【読み方】
ゆだんたいてき
【意味】
気をゆるめていると大きな失敗のもとになるから、油断というものはおそろしい敵と同じである、と油断することをいましめた言葉。
【語源由来】
油断大敵の語源には三説あり、一つ目はインドの王が臣下に油を持たせ、一滴でもこぼしたら命を断つと命じたという説。二つ目にはのんびりやゆったりを意味する古い言葉の「ゆたに」が変化したというもの。三つ目は、延暦寺の根本中堂の中に1200年間途絶えたことのない「不滅の法灯」があり、この法灯を消さないように僧侶達が毎日欠かさず菜種油を注ぎ足し続けているそうです。一度でも油を断ってしまえば1200年間守り続けて来た火が消えてしまうことから油断大敵という言葉が生まれたとも言われています。
江戸いろはガルタの「ゆ」の言葉。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・油断強敵(ゆだんきょうてき)
・伏寇在側(ふくこうざいそく)
【英語訳】
Don’t be too sure of yourself.
Security is the greatest enemy.
Overconfidence can be dangerous.
どの英文も過信は禁物だ。という意味。
英語例文
自信があるようだけど油断大敵だよ
I am so worry about your overconfidences.
自信があるようだけど油断大敵だよ
I am so worry about your overconfidences.
油断大敵(ゆだんたいてき)の使い方
ともこちゃん昨日の試合でまた勝ったよー!俺のホームランが決勝点なんだ!
すごいじゃない!健太くんのチームって強いのね!連勝記録をまた伸ばしたんだって?
そうなんだ!しかも来週対戦する相手はずっと連敗しているチームだから余裕だよ。また連勝記録更新決まりだね!
そんなこと言って、わからないわよ!油断大敵だからね。
油断大敵(ゆだんたいてき)の例文
- 会社の仕事がとても順調に進んでいる、この調子で行けば来週のプレゼンもきっとうまくいくだろう。だが油断大敵だ。しっかりとプレゼンの準備はしておこう。
- 弱小チームと見くびって試合をしたのがよくなかった。格下のチームに負けてしまった。油断大敵だ。
- 毎日ジムに通っているからかなり痩せてきた、自分へのご褒美に何か美味しいご飯でも食べたいところだけど、油断大敵。ここで甘やかすとまた元のような体になっちゃうから我慢だ。
- 全く油断大敵だ!こんな簡単な問題でケアレスミスをするなんて。
- よく油断大敵というからもう少しだけ準備をしておこう。