著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

生呑活剥【せいどんかっぱく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
生呑活剥

【読み方】
せいどんかっぱく

【意味】
他人の詩文などをそっくり盗用すること。また、他人の言葉や考えを鵜呑みにして受け売りするだけで、独自性・創造性のないことのたとえ。

【語源・由来】
「生呑」は生きたまま丸のみすること。「活剥」は生きたまま皮などを剥はぎとること。「活剥生呑」ともいう。

【典拠・出典】
大唐新語』「諧謔」

【類義語】
活剥生呑(かっぱくせいどん)

生呑活剥(せいどんかっぱく)の使い方

ともこ
健太くんの書く読書感想文は、まるで生呑活剥、どこかでみたことがあるような文章ね。
健太
うっ。よくわかったね。本のあとがきを丸写ししたんだよ。
ともこ
やっぱり。こんなことをしているから、作文がうまくならないのよ。
健太
もう二度とやりません。

生呑活剥(せいどんかっぱく)の例文

  1. 受賞候補の作品の一部が、生呑活剥であることがわかり、騒動となりました。
  2. ともこちゃんのアイディアを生呑活剥して本を出版したので、いつばれるかとびくびくしています。
  3. 生呑活剥して一度評価を得ても、後が続かないでしょうに。
  4. 健太くんは生呑活剥、臨機応変という言葉を知らないのかしら。
  5. ともこちゃんは生呑活剥だから、将来の夢だという秘書には向いていないんじゃないかな。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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