著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

獣蹄鳥跡【じゅうていちょうせき】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
獣蹄鳥跡

【読み方】
じゅうていちょうせき

【意味】
世の中が乱れてけものや鳥が横行すること。

【語源・由来】
「獣蹄」はけもののあしあと。「鳥跡」は鳥のあしあと。

【典拠・出典】
孟子』「滕文公・上」

獣蹄鳥跡(じゅうていちょうせき)の使い方

ともこ
日本って安全な水を水道から飲むことができるし、治安はいいし、世界的に見て恵まれた国なんだそうよ。
健太
へえ。生まれも育ちも日本だから実感がわかないよ。
ともこ
この国が、獣蹄鳥跡になったら、健太くんは生き残ることができるかしら。
健太
絶対無理だね。ずっと平和な国でいられるように、僕たち子どもががんばらないとね。

獣蹄鳥跡(じゅうていちょうせき)の例文

  1. 誰も秩序を守らなくなり、獣蹄鳥跡、美しい国日本は一体どこに行ったのでしょう。
  2. ちゃんと投票に行かないと、お金はあるけど才能がない政治家が選ばれ、獣蹄鳥跡の道へまっしぐらですよ。
  3. 王様が急死してから、後継者争いが始まり、この国は獣蹄鳥跡となりました。
  4. 獣蹄鳥跡となったこの国を救おうと一人の青年が立ちあがりました。
  5. 自分勝手な殿様が即位してから、獣蹄鳥跡、国は乱れました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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