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悽愴流涕【せいそうりゅうてい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
悽愴流涕

「凄愴流涕」とも、「淒愴流涕」とも書く。

【読み方】
せいそうりゅうてい

【意味】
悼み悲しんで涙を流す。

【語源・由来】
「悽愴」は痛ましいほどに悼み悲しむさま。「涕」は涙という意味。

【典拠・出典】
孔叢子』「儒服」

悽愴流涕(せいそうりゅうてい)の使い方

ともこ
健太くん。どうしたの?号泣しているじゃないの。
健太
おじいちゃんが病院で亡くなったんだけど、空手の遠征に行っていて最後に一目会うことができなかったんだ。
ともこ
悽愴流涕、おじいちゃんの死を悼んでいるのね。それはつらいわね。でも、おじいちゃんは健太くんを責めたりしないわ。
健太
わかっているけれども、悲しくて涙が止まらないんだ。

悽愴流涕(せいそうりゅうてい)の例文

  1. 愛犬が死んでしまい、健太くんは悽愴流涕、一晩中泣き続けました。
  2. 生まれてくるはずだったわが子が死産だったと聞いて、悽愴流涕しました。
  3. 容体が悪化して亡くなったという連絡を受けて、ともこちゃんは悽愴流涕、泣き崩れました。
  4. 私には、悽愴流涕している健太くんの背中をなでることしかできませんでした。
  5. 悽愴流涕している患者の家族の姿を見るたびに、医者として無力さを痛感します。

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