著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

獅子搏兎【ししはくと】の意味と使い方や例文(語源由来)

【四字熟語】
獅子搏兎

【読み方】
ししはくと

【意味】
容易だと思われることでも、全力をあげて努めるべきだということ。手抜き・妥協・手加減をせず何事にも全力を尽くすこと。

【語源・由来】
「獅子」はライオンのこと。「搏兎」は兎を捕らえること。ライオンは兎のような弱いものを捕らえる時にも、全力を出すということから。

【典拠・出典】

獅子搏兎(ししはくと)の使い方

ともこ
健太くん。ここの足し算を間違えているわよ。
健太
ああ。足し算だから間違えるわけないって思ってしまったよ。
ともこ
簡単だからって油断しないで。獅子搏兎というでしょう。最初の足し算を間違えると、その後の計算がすべて狂ってくるのよ。
健太
そうだよね。気を付けて計算します。

獅子搏兎(ししはくと)の例文

  1. 簡単な仕事だからと手を抜かず、獅子搏兎しなくてはいけません。
  2. どんな仕事も、獅子搏兎というように、全力で取り組ませていただきます。
  3. 獅子搏兎で取り組まないと、うっかりミスのせいで不合格になることもありますよ。
  4. 単純作業でも獅子搏兎しないと、大きな失敗につながります。
  5. 仕事を馬鹿にして獅子搏兎しないから、あんパンとクリームパンの中身を間違えて詰めるなんてミスを犯すんだよ。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。