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拾遺補闕【しゅういほけつ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
拾遺補闕

【読み方】
しゅういほけつ

「遺を拾い闕を補う」とも読む。

【意味】
見逃している過失をみつけて、それを正し補うこと。

【語源・由来】
「拾遺」は君主が気づかない過失を見つけること。「補闕」は天子の過失を正すという意味。

【典拠・出典】
漢書』司馬遷「報任少卿書」

拾遺補闕(しゅういほけつ)の使い方

ともこ
健太くん。あとは私一人でやっておくから帰っていいわよ。
健太
僕はあまり役に立たないけれども、拾遺補闕することぐらいできるかもしれないでしょう。
ともこ
確かにそうね。じゃあもう少し付き合ってくれる?
健太
OK。

拾遺補闕(しゅういほけつ)の例文

  1. 君主の一方的な専制政治にならないよう、拾遺補闕することができる臣下が必要です。
  2. 彼は、拾遺補闕をして君主を助けたので信頼されていました。
  3. 今川家のために、拾遺補闕できる人材に育てようと、今川義元は徳川家康に英才教育を施したと言われています。
  4. 拾遺補闕してくれる家臣がいるので、君主たる私は、思い切ったことを実行することができるんです。
  5. 森蘭丸は、暴れん坊の君主をもちながら、拾遺補闕することができた優秀な部下だったといえます。
ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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