著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

桃弧棘矢【とうこきょくし】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
桃弧棘矢

【読み方】
とうこきょくし

【意味】
災いをとりのぞくこと。

【語源・由来】
「桃弧」は桃の木で作った弓。「棘矢」はいばらの木で作った矢。ともに魔よけにした。

【典拠・出典】
春秋左氏伝』「昭公四年」

桃弧棘矢(とうこきょくし)の使い方

ともこ
健太くん。大丈夫なの?泥だらけじゃないの。
健太
水たまりに落ちたんだよ。なんだか最近ついていないんだよね。
ともこ
神社でお祓いしてもらって、桃弧棘矢したほうがいいんじゃないの。
健太
そうだね。きっと何かにとりつかれているんだよね。

桃弧棘矢(とうこきょくし)の例文

  1. なんだか左肩が重かったので、霊媒師さんにみてもらって桃弧棘矢してもらいました。
  2. 相続問題などの遺恨を残さないように桃弧棘矢するために、双子の子供は片方を里子に出す等の措置がなされていた時代があります。
  3. この村で病がはやっているので、神社を新しく建て替えて祈りをささげ、桃弧棘矢してもらうことにしました。
  4. 家中にお札を張ったら、桃弧棘矢することができたようで、怪奇現象がすっかり鳴りを潜めました。
  5. シーサーは、桃弧棘矢してくれる家の守り神です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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