【四字熟語】
単純明快
【読み方】
たんじゅんめいかい
【意味】
複雑でなく分かりやすいさま。文章や話が分かりやすいさまをいう。
【語源・由来】
「単純」は混じりけがないさま。「明快」は筋道がはっきりしていて分かりやすいさま。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・直截簡明(ちょくせつかんめい)
・簡単明瞭(かんたんめいりょう)
【英語訳】
simple and clear
clearは「明快」という意味の名詞。
英文例
彼の主張は単純明快だった。His opinion was simple and clear.
英文例
彼の主張は単純明快だった。His opinion was simple and clear.
単純明快(たんじゅんめいかい)の使い方

最近野球部は連戦連勝ね。いったいどんな作戦で勝ちまくってるの?

簡単さ。投げて打って走る、これを全力でやる

ずいぶんと単純明快ね。それだけでこんなに勝てるわけ?

いろいろ複雑なことを考えても実行できないからね。単純な方が集中しやすいんだよ
単純明快(たんじゅんめいかい)の例文
- 我が社のモットーは単純明快だ。少ない労力で儲ける。ただこれだけだ。という話を新入社員にすると、全員キョトンとした顔になるので、いつももう少し詳しく説明している。
- 彼は頭の回転がとても速く、人から聞いたややこしい話を単純明快に整理してくれるので、客先で話を聞く時には必ず同席してもらうようにしている。
- うちの校長先生は竹を割ったような性格で、回りくどい言い回しや複雑なやり方を嫌う。単純明快が口ぐせで、非常にわかりやすい。
- 我が家の家訓は単純明快で、恥ずかしいと思うことはやるな、だ。父はいつもこれを言っていて、私達兄弟は、堂々と人に言えることをやるようにと教育されている。
- うちの母は苦労性で、ちょっと体調を崩しただけでも悪い病気ではないだろうかと心配する。いろいろ悩むくらいならと病院に行くと、医者はいつも単純明快に病名を答えてくれる。それが母には気に入らないらしい。
まとめ
「単純」は混じりけがないさま、「明快」は筋道がはっきりしていて分かりやすいさまから、単純明快(たんじゅんめいかい)は、複雑でなく分かりやすいさまを意味する言葉となりました。話すにしても文章にしても、単純明快(たんじゅんめいかい)を常とするように心がけましょう。