【四字熟語】
敵本主義
【読み方】
てきほんしゅぎ
【意味】
目的が別にあるように見せかけて、本来の目的を遂げようとするやり方。
【語源・由来】
「敵本」は「敵は本能寺にあり」の意味。天正10年(1582)明智光秀 (あけちみつひで) が備中の毛利勢を攻めると見せかけて出陣し、京都本能寺の織田信長を襲ったところから。
【典拠・出典】
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敵本主義(てきほんしゅぎ)の使い方

健太くん。勉強をするために図書館に行くんですって?お母さんに聞いたわよ。私も一緒に行っていい?

いや、えーっと。ちょっと寄るところがあるから、一緒には行けないよ。

健太くん・・・。敵本主義ね。図書館に行くふりをして遊びに行くんでしょう?

ばれたかあ・・・。
敵本主義(てきほんしゅぎ)の例文
- 敵本主義をよくやる彼は、営業に行くふりをして、いつもファミリーレストランでドリンクバーを飲んでいます。
- 彼は敵本主義でこの喫茶店に来ているだけで、コーヒーが飲みたいわけではなく、看板娘に会いに来ている。
- 敵本主義がばれないようにうまくやらなくてはいけない。
- 健太くんが、友人の家で勉強だなんて、どうせ敵本主義でゲームをやっているんでしょう。
- 敵本主義と言ってもいい、取材にかこつけた旅行です。