著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

顛撲不破【てんぼくふは】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
顛撲不破

【読み方】
てんぼくふは

【意味】
動かし破ることができないこと。学説などにいう。天下の断案。

【語源・由来】
「顛」はくつがえす。「撲」はうつ。くつがえしても打っても破れないほど強いという意味。

【典拠・出典】
朱子語類』「五」

顛撲不破(てんぼくふは)の使い方

健太
昔は天動説が主流で顛撲不破だったんだよね。
ともこ
そうなのよ。でもそれに疑問を呈して地動説を唱えた学者も少なからずいたのよ。
健太
そんなに賢い人たちでも顛撲不破、論破することはできなかったんだね。
ともこ
裁判にまでかけられて脅されたら、黙るしかないわよね。自由に発言することができる時代でよかったわよね。

顛撲不破(てんぼくふは)の例文

  1. ともこちゃんの論文は、データが十分にそろっていて、顛撲不破でした。
  2. 長年、顛撲不破だった論文にともこちゃんが新たなデータを添えて疑義を表明しました。
  3. 顛撲不破だと思われている学説でも、疑問に思ってみてみるべきです。
  4. 論文のミスを指摘し、顛撲不破だった論文に異論を呈しました。
  5. その論文は、ずっと顛撲不破で正しいと信じられてきました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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