著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

顛委勢峻【てんいせいしゅん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
顛委勢峻

【読み方】
てんいせいしゅん

【意味】
水源も末流もその勢いが激しく盛んなこと。

【語源・由来】
「顛」は頂、「委」は末・終わりという意味から、「顛委」は源流と末流という意味。「勢峻」は勢いがあって激しいこと。

【典拠・出典】
柳宗元「鈷鉧潭記」

顛委勢峻(てんいせいしゅん)の使い方

ともこ
昨日、大雨が降ったから顛委勢峻ね。
健太
そうだね。危ないから今日の遠足は中止になるかもしれないね。
ともこ
そうね。そうなったら嫌ねえ。
健太
川に近づかない行先に変更して、遠足に行かせてほしいよー。

顛委勢峻(てんいせいしゅん)の例文

  1. 顛委勢峻となっていた川が、とうとう氾濫してしまったのですぐに避難指示を出しましょう。
  2. 源流近くの氷河がとけ、顛委勢峻といった危険な状態、下流域の住民は避難するべきです。
  3. ここ数日顛委勢峻、川の近くには絶対に行かないようにしてください。
  4. この川は顛委勢峻、どこもかしこも急流なので、この川に橋を作るのは大変です。
  5. 日本の国土は山がちで、さらに幅が狭いので諸外国の穏やかな大河とは違って顛委勢峻というような川が多いです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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