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多事多難【たじたなん】の意味と使い方や例文(出典・類義語・対義語・英語訳)

多事多難

多事多難の意味(出典・類義語・対義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
多事多難

【読み方】
たじたなん

【意味】
事件や災難、困難が多いこと。

四字熟語の博士
「多事多難」という四字熟語はね、色々なことが起きて困難な状況が絶えないことを表すんだよ。
大変な出来事が次から次へと起こって、問題が尽きない、という状態を描いているんだ。
助手ねこ
そやな。「いろんなことがおおくて、トラブルがきりがない」って感じか。
一つ問題が解決したと思ったら次の問題がやってきて、ほんまにひと息つく暇もないんやな。
これは「大変なことが続くときの辛さ」を表してるんやな。

【典拠・出典】

【類義語】
・多事多患(たじたかん)
多事多端(たじたたん)

【対義語】
・平安無事(へいあんぶじ)
平穏無事(へいおんぶじ)

【英語訳】
various difficulties、to have alot going on in one’s life

例文 この3年というものは、多事多難だった。
I have encountered one difficulty [obstacle, hardship] after another these last three years.

多事多難(たじたなん)の解説

カンタン!解説
解説

「多事多難」とは、いろんな出来事や問題が山のように起きて、とっても大変な状況を表す四字熟語だよ。

ここで、「事」は、いろんな出来事や事件を意味していて、「難」は、困難な状況や問題を意味しているんだ。

たとえば、学校でテストの期間が近づいていて、それだけでも大変なのに、その上にサッカーの大会もあって、さらに友達との約束も重なったりしたら、それはまさに「多事多難」な状況だね。どこから手を付けていいか分からないような、忙しい状況を想像してみて。

そして、「多事多難な時代」という言い方をするときは、社会全体がそんな大変な状況にあることを表すんだ。みんなが大変なことに立ち向かいながら、それぞれの生活を頑張って送っている、そんな時代を指しているんだよ。例えば、戦時中や自然災害が頻繁に起きる時期などは、「多事多難な時代」って表現されることが多いね。

多事多難(たじたなん)の使い方

ともこ
いったいどうした?疲れた顔して。今日は部長になって初めての部活動でしょう?
健太
実は問題が山済みで・・・。後輩の意見も取り入れたいけど今までの部活の伝統も守りたいんだ。
ともこ
部長の道は多事多難ね。でも先輩たちがあなたならできるって思って部長に推薦してくれたんだから頑張らないと!
健太
そうだね!問題は山積みだけどやりがいはすごくあるから頑張るよ!

多事多難(たじたなん)の例文

例文
  1. 彼は、入社してから多事多難でしたが、ついに昇進することが決まりました。
  2. 私の歩んできた道は、多事多難でした。しかし周りには応援してくれる家族や仲間がいたので今回の賞を受賞することができました。
  3. ラーメン屋を経営することは多事多難だが、軌道に乗れば大きな成功を収めることができる。
  4. 夢追い人の彼との付き合いは多事多難であるのでそろそろ潮時かもしれない。
  5. 人生は、多事多難であるが故おもしろい。
  6. 私の今までの人生は、多事多難で毎日ジェットコースターに乗っている気分でした。今は平凡ながら落ち着いた生活をしています。

多事多難の文学作品などの用例

  1. 国家が多事多難の折柄、もしこの私が身を退くことによって、政府の団結が出来るならば、私はよろこんで下野します。<安能務・八股と馬虎>

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