【四字熟語】
手前味噌
【読み方】
てまえみそ
日本漢字能力検定
準1級【意味】
自分で自分の作ったものをほめること。自慢。
【語源・由来】
もともとは、味噌を自家製で作ることが多く、味噌の出来栄えをお互いに自慢し合ったことからできた言葉。
【類義語】
・自画自賛(じがじさん)
・自負自賛(じふじさん)
【英語訳】
self‐praise; self‐glorification
手前味噌(てまえみそ)の使い方

健太くん、なにを持っているの?

新しく作ったプラモデルを運んでいるんだよ。

まあ、とても上手に作れるのね!色もきれいに塗れていていて、素晴らしいわ。

手前味噌だけど、ベテランの出来栄えだと思っているよ。
手前味噌(てまえみそ)の例文
- 手前味噌だと思いますが、この味はそう簡単に真似できるものではないでしょう。
- 彼はまず一言目には、手前味噌ですがという話ばかり続けるものだから、褒めるのも一苦労だよ。
- 手前味噌な話ですが、わが社は創立以来着実に業績を伸ばしていて、近々海外へも進出を考えているのです。
- 手前味噌だけれど、うちの妻の料理は、その辺のレストランにも劣らないと思っています。ぜひ一度、食べに来て下さい。
- 母の料理は今まで食べた中で、一番おいしいと思っている。そのことを母に伝えると、手前味噌だけど自分もそう思っていると笑っていた。
まとめ
自分で自信があることでも、人に気づいてもらったり、褒められたりすることは少ないのではないでしょうか。
時には、手前味噌というように、自分で自分のことを褒めたり、自慢したりしてみるのも、良いのではないでしょうか。
手前味噌の由来になったように、かつては味噌は自家製で各家庭によって味に違いがあったのでしょう。
どの家庭でも、自分の家の味噌が一番よくできていると思って、お互いに自慢し合って交流をしていたのではないでしょうか。