【三字熟語】
天地人
【読み方】
てんちじん
【意味】
天と地と人。宇宙の万物(バンブツ)。三冊でひと組みの本の順序や、入賞の順位などを、三つに分けてしめすことば。
【語源由来】
古く中国の哲学者 孟子の「公孫丑章句上」という書の一節に「天時不如地利。地利不如人和。」がある。これは「天の時、地の利、人の和」の意で戦略が成功する三条件を示されたもので、これが略され『天地人』となり現在では主に意味のような順位付けに用いられます。
【類義語】
長仲季・松竹梅・甲乙丙丁・上中下
天地人(てんちじん)の使い方
ともこちゃん!俳句で梅賞を取ったんだって!すごいね!おめでとう!!
ふふふ。健太くんありがとう。賞って言っても梅は参加賞みたいなものなのよ。
それでもすごいよ!それに賞の名前も品があるよね。松竹梅ってともこちゃんらしいなぁ。
健太くん、今日は ほめ通しね。そうね、健太くんなら天地人なんかどう?勢いがあってかっこいいわよ!
天地人(てんちじん)の例文
- いまの世界の人々は天地人の定義を忘れているかのような生き方だ。
- 天地人のどれかが欠ければ宇宙の存在を壊してしまうだろう。
- 天地人と唱えれば自分も宇宙の一つであることを確信できる。
- いけばなでは天地人に擬えた原理で花を生けるようだ。
- 順位付けなどに松竹梅で表すと気品が感じられ、天地人で表すと勢いが出るような気がしている。