一筋縄【ひとすじなわ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
一筋縄

【読み方】
ひとすじなわ

【意味】
(―ではいかない=)ふつうの手段では自分の思うとおりにならない。

【語源由来】
『一筋縄』の「筋(すじ)」は細く伸びるもの(縄やタバコの煙や差し込む光など)を数えたり表したりする場合に使います。語源には、古語の普通であるという意味を持つ「ひとすぢ」にあります。そこから「一筋ならず(普通ではない)」ということばが派生し、そこに「縄」が加わり「一筋縄ならず」と、普通の方法・手段ではままならないことを表したというのが一説にあります。

【類義語】
おいそれといかない・手強い・一朝一夕にはいかない


一筋縄(ひとすじなわ)の使い方

ともこ
健太くん、このところテストの点数がまた下がっているようね。
健太
えっ!?もうともこちゃんの耳に入ってるのー。ちょっと空手の練習を頑張ってた時期だったんだよ。大丈夫だから心配しないで!
ともこ
またそうやって言い訳してごまかすんだから!そんなの私には通用しないからね!
健太
もう、心配しないでって言ってるに…。ともこちゃんは一筋縄ではいかないなぁ…。

一筋縄(ひとすじなわ)の例文

  1. 人の人生なんて一筋縄ではいかない出来事ばかりなんだよ。
  2. 私にもようやく部下が出来たが曲者ぞろいでなかなか一筋縄ではいかない。
  3. 強面で知られる課長も少女のような新入社員を教育するのは一筋縄ではいかないようで苦戦している。
  4. 利権が絡むとまともな説得では一筋縄ではいかないものだ。
  5. このところ一筋縄ではいかない連中ばかり相手にしていて少し疲れている。
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