出来心【できごころ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
出来心

【読み方】
できごころ

【意味】
(そのとき)ふと、起こった(悪い)心。「―でした ぬすみ」

【語源由来】
出て来る・出来(しゅったい)が原義の「出来」に「心」が合わさったことばですが、主に悪い考えや気持ちが芽生えたときの様子に使われます。また、古典落語の泥棒が主役の演目題でもあります。

【類義語】
心のはずみ・衝動・気まぐれ


出来心(できごころ)の使い方

健太
はぁー。
ともこ
健太くん、それはいたずらをして怒られたときの溜息ね。
健太
ともこちゃん。どうしよう…。ほんの出来心で、女子から渡すように頼まれた友達への手紙を読んじゃったんだけど、お別れの手紙だったんだよ…。
ともこ
まぁ、早いお付き合いねぇ。でも、渡すしかないわよね。出来心なんかで人の手紙を読むから罰が当たったんじゃない?

出来心(できごころ)の例文

  1. 彼女との出会いはちょっとした出来心で部室を覗いたのがきっかけだった。
  2. あなたの出来心のために一人の女性の自尊心を奪うのは到底許されない。
  3. ほんの出来心から始めた彼女の観察が返ってストーカーから守ることになり僕は良い人になってしまった。
  4. 子どもの出来心に鬼のように怒らなくても、と粉々になったバカラを前に思った。
  5. 一瞬の出来心に手が動いて掴んでしまったピアスを私はどうするんだろう。
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