鉄面皮【てつめんぴ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
鉄面皮

【読み方】
てつめんぴ

【意味】
(顔の皮が鉄でできているかのように)あつかましくて、はじ知らずな(ようす/人)。「―なやつ」

【語源由来】
その昔中国に、才能があり学問もできる大変優秀な男がおりました。この男はひどい野心家で出世をするために上役に行うご機嫌取りのやり口に恥も外聞もありませんでした。そのような様子に人々は「面の皮の厚さは、十枚も重ねられた鉄の甲のようだ」と皮肉られていました。『鉄面皮』は、そこから由来されるようです。

【類義語】
厚顔無恥・恥知らず・図々しい


鉄面皮(てつめんぴ)の使い方

ともこ
健太くん。昨日スーパーに行ったらまたあのおばさんを見かけたわ。
健太
ああ、あのお菓子のおばさんだね。
ともこ
そうそう。昨日も子どもたちへの試供品をたくさん袋に詰めて帰って行ったわ。あの鉄面皮ぶりにはかえって感心してしまうわよ。
健太
自分のために持ち帰ってるのかぁ?せめて、近所の子たちに配ってくれてたらいいんだけど。

鉄面皮(てつめんぴ)の例文

  1. 友人さえも利用する彼の鉄面皮に呆れかえり軽蔑した。
  2. 持ち上げられていい気になっている上司に、あの男は鉄面皮なペテン師だと気付かせなければいけない。
  3. 彼女は鉄面皮を装って周りの人間性を試しているのだ。
  4. 彼は鉄面皮だと噂されているのを承知してるが、それを妻には申し訳なく思っているようだ。
  5. 鉄面皮は策略で、こうまでしないと守れないものがあったのだ。
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