伏魔殿【ふくまでん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
伏魔殿

【読み方】
ふくまでん

【意味】
悪魔(アクマ)のひそむ殿堂(デンドウ)。悪事やわるだくみが、ひそかにおこなわれているところ。ともすれば悪の根城(ネジロ)となる、入り組んだ組織や機構。

【語源由来】
中国の小説「水滸伝」のなかに登場する魔物を封印している建物の名前や、イギリスの叙情詩「失楽園」のなかに登場する悪魔の集う場所という意味の都市名から由来されるという説があります。日本で使われ始めた時期は分かっていませんが、15世紀頃から海外では使われていたようです。

【類義語】
牙城・魔窟・アジト・根城・悪の巣窟


伏魔殿(ふくまでん)の使い方

健太
昨日さ、テレビのニュースを見ていたら、お母さんに何年も前に政治の場が伏魔殿だと言う政治家がいたって聞いたんだ。
ともこ
そうなんだ。お母さんよく覚えているわね。
健太
でもさ、政治って国を治める場所でしょ?そんなところが魔物の巣窟だなんて、僕たちの未来はどうなるの?
ともこ
魔物の世の中にならないように頑張ってくれている大人もいるけど、もう私たちが一人一人立ち上がるしかないかも知れないわ。

伏魔殿(ふくまでん)の例文

  1. 研修時から伏魔殿だと恐れていたあの部署に配属されてしまった。
  2. 気の弱い僕にとって学校は伏魔殿なのだ。
  3. 伏魔殿だと分かっていながら果敢に挑んだがやはり悪の所業に敵わなかった。
  4. この伏魔殿の親玉は一体誰なんだ。
  5. ここは伏魔殿だと尻尾を巻いて逃げた奴を責めるべきではない。
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