破落戸【ごろつき】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
破落戸

【読み方】
ごろつき

【意味】
ならずもの。職もなく、ぶらぶらしているわるもの。

【語源由来】
「ごろつき」とは江戸時代後期に江戸で生まれた流行語。当時は定職や家がなく、知人の家を転々とし、また脅しやたかりをして暮らしていた者らで、その者らを蔑むことばとして使われていた。なぜ「破落戸」という漢字なのかは、これは中国語で「落ちぶれた家柄」という日本語と同じ意味合いだったために、この漢字が当てられたと思われる。

江戸時代の「俚諺集欄(りげんしゅうらん)」という、俗語や諺などを集めた読み物に「ごろつき近年江戸の流行の詞。無頼の少年が人の許に寄宿せるをいふ」との一文がある。

【類義語】
ごろつき・悪名・賊子・無法者・黒い手


破落戸(ごろつき)の使い方

健太
みんなに迷惑をかけてやりたい放題。力自慢ばっかりしてテンションの高い奴…。
ともこ
誰の話?空手教室の新しいお友達?何だか破落戸みたいな人だけど…。
健太
そうだよ、ごろつきの話だよ!めったに会わないけれど会うと面倒くさいんだー!
ともこ
じゃあ、そんな奴は私がムチでやっつけてあげようか?

破落戸(ごろつき)の例文

  1. 彼は誰にも助けられず不運にも破落戸となってしまっただけだ。
  2. 私はこの街の破落戸が一様に恐れる男を知っている。
  3. こんな時代に、経済破綻して破落戸国家としてしまった首相は罪深い。
  4. 調査のためには破落戸の振りをし、奴らを惑わさなければいけない。
  5. 姉が連れてきた婚約者がとんだ破落戸で父親が卒倒した。
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