小細工【こざいく】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
小細工

【読み方】
こざいく

【意味】
ちょっとした細工。根本的な解決を考えない、つまらない策略や手段。「―を弄(ロウ)する」

【語源由来】
「細工」の語源には「手先を巧みに使い物を作る」「物事がうまく運ぶように企てる」「物をうまく利用するために装置を仕掛ける」などの意味があります。ここからも分かるようにあまり良い意味では捉えられていません。これに「小」という「わずかな」という意味の文字がついて、「すぐそれと分かってしまう浅はかな策略」を表わすときに使います。

【類義語】
謀略・仕掛け・細工・たくらみ


小細工(こざいく)の使い方

健太
(ゴソゴソ)よし…。これで準備万端だ…。今度こそ成功してお母さんをギャフンと言わせてやるぞ!
ともこ
健太くん!今日は待ちに待ったテストの日ねぇ。もちろん、頑張って勉強してきたわよねぇ。小細工したり卑怯な真似なんかしなくっても大丈夫よねぇ。
健太
も、も、も、もちろんだよ!ともこちゃん!やだなぁ、ちょっと持ち物点検しようかなぁ…。(くそぉ!ともこちゃんに見られたかもしれないな!)
ともこ
(まったく、カンニングのメモを仕込むなんて油断できないわね!)さぁ!行きますよ!!

小細工(こざいく)の例文

  1. 勝負を挑んできたわりには小細工を仕込んで企んでいる彼が哀れだった。
  2. このプレゼンはお互い小細工なしの真っ向勝負といこうじゃないか。
  3. 彼に引き立てられたいがための彼女の小細工を弄する姿が可笑しくて仕方なかった。
  4. 下手な小細工をしてあなたの人間性に傷がつくのが嫌なんだよ。
  5. 「恋愛では小細工なしでぶつかるのが誠実さをアピールするためのポイントだよ」と姉に教わった。
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