助太刀【すけだち】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
助太刀

【読み方】
すけだち

【意味】
(はたあしあい・あだ討(ウ)ちなどの)助力(をする人)。手つだい。「―をたのむ」

【語源由来】
「助太刀」とは武士の仇討ちや果し合いの場面で用いられたことばです。この時代届け出なしの討ち合いを禁止されており、幕府の「助け」が必要でした。また、「太刀」とは二尺ほどの長さの日本刀を言います。これから「助太刀」となったと思われます。明治時代には用いられなくなりましたが、「加勢する、お手伝いする」という意味で現在に残りました。

【類義語】
加勢する・助力する・援護射撃


助太刀(すけだち)の使い方

ともこ
健太くんなんだか最近、生傷が絶えないわね。空手の練習がきついの……?
健太
えっと……、これはね……。友達のけんかに助太刀して……。
ともこ
まあ、けんかなんかしたの!!先生にまた怒られるわよ!!
健太
もう、ともこちゃんに怒られてるよ…。誰か、助太刀に来てくれないかなぁ…。

助太刀(すけだち)の例文

  1. プレゼンの準備に四苦八苦している後輩の助太刀をして株を上げる。
  2. 彼女の助太刀があったおかげで、式前日にウエディングドレスが仕上がった。
  3. 山ほどの案件で嬉しい悲鳴だが、これは助太刀してもらわないと処理しきれない量だ。
  4. 助太刀無用」と言わんばかりの彼女だったが、泣きながら対応している姿に呆れながらも手を貸した。
  5. 現場主義の社長は、時折「助太刀をよこせ」と事務員に強要するので仕事の手が止まる事務員には煙たがられている。
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