素浪人【すろうにん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
素浪人

【読み方】
すろうにん

【意味】
まずしい浪人。浪人をけいべつして言うことば。

【語源由来】
浪人とは、古く他国を流れ歩く者のことで、浮浪とも呼ぶ。「素」の字には「なにも加わっていない・程度が普通をはるかに超えた状態」の意味があります。流れるようにいくつもの土地を転々として、定職を持たない状態にいる者を蔑んで用いられたようです。また、ドラマでよく登場しますが、落ちぶれた武士だけを指すのではなく、すべての民衆にも用いられたようです。

【類義語】
朗々の身・武士・高潔の士


素浪人(すろうにん)の使い方

健太
もう、僕はお仕事につけないなら素浪人にでもなるよ…。
ともこ
この間の就職難のことで不安になっちゃってるの?今からそんなこと考えてちゃだめよ。
健太
だって、勉強家のともこちゃんでさえ不安になってるじゃない!
ともこ
健太くんは取りあえず私の成績に追いつくのが先ね。悩むのはそれから!

素浪人(すろうにん)の例文

  1. 彼は素浪人の様だが、身分が低い訳ではなさそうだ。
  2. 下克上の策略を練るその素浪人たちの顔は見覚えがあった。
  3. 現代のドラマでも身分の低い素浪人のイメージが付きまとう人物だ。
  4. 氏素性のない素浪人が名門の出であるはずがない。
  5. 素浪人役で有名な剣劇スターのファンである祖母は若々しい。
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