【三字熟語】
頓珍漢
【読み方】
とんちんかん
【意味】
今までやっていたこと、相手の言ったことなどと、全然ちがうことをしたり言ったりして、つじつまの合わないこと(をする人)。
わけのわからないこと。
【語源由来】
語源の一つに、言葉の響き(音)から鍛冶屋の槌(つち)を打つようすから表すとあります。昔々に鍛冶屋で親方と弟子が鉄を打ち合いますが、弟子が未熟なため鉄を打つタイミングがずれ音がちぐはぐで『とんちんかん』と聞こえたそうです。このようすから、的外れで間抜けな言動をする人という意味に転じて用いられるようになりました。
【類義語】
不合理・支離滅裂・ちぐはぐ
頓珍漢(とんちんかん)の使い方
ともこちゃん、今日は思い出し笑いが過ぎた一日だったね。
だって…。もう、おかしくって笑いをこらえきれなくなっちゃって…。
きのうの駄菓子屋のおじいちゃん面白かったね。ともこちゃんに話しかけられてると思ってずっとともこちゃん見てたもんね。
おじいちゃんの後ろにいた健太くんに話してたのに…。もう頓珍漢な空気感にお腹がよじれるわ‼
頓珍漢(とんちんかん)の例文
- 最近の漫才は頓珍漢なやりとりをすれば面白いと勘違いしているのではないか。
- 彼は頓珍漢だが意外と強かな面も持ち合わせているようだ。
- 今日の彼女はうわの空で頓珍漢な返事ばかりで会話が成り立たない。
- 劣勢の討論を少々強引だが頓珍漢な理屈で逃げ切れないかと策を練る。
- 祖父の昔話で頓珍漢な青年が出てくる話が面白くて何度も聞かせてとねだった。