【四字熟語】
塗抹詩書
「詩書を塗抹す」とも読む。
【読み方】
とまつししょ
【意味】
幼児のいたずら、また、幼児のこと。
【語源・由来】
幼児は大切な経書である。『詩経』や『書経』でもおかまいなくぬりつぶしててしまうことからいう。
【典拠・出典】
盧仝「示添丁-詩」
塗抹詩書(とまつししょ)の使い方
健太くん。教科書に落書きをするなんて駄目じゃないの。
違うよ。僕の小さい弟の仕業だよ。塗抹詩書の無分別さには困るよ。
それは怒るに怒れないわね。
そうでしょう?無邪気ににっこり笑われると、行き場のないこの怒りをどうしていいのかわからなくて困るよ。
塗抹詩書(とまつししょ)の例文
- 幼稚園の壁に塗抹詩書をみつけ、ほほえましく思いました。
- 塗抹詩書とはいえ、カーテンをはさみで切られて泣きそうになりました。
- 箪笥の隙間にリモコンを隠すなんて塗抹詩書は、日常茶飯事です。
- 塗抹詩書だからって大目に見てもらえると思ったら大間違いだぞ。
- 塗抹詩書なら許せるけれども、健太くんのいたずらは確信犯で、大人が困っている姿を見てたのしんでいる悪質な物です。