羽化登仙の意味(語源由来・出典)
【四字熟語】
羽化登仙
【読み方】
うかとうせん
【意味】
中国の神仙思想で、羽が生えて仙人となり、天に昇ること。転じて、まるで仙人になったかのように、俗世のわずらわしさを忘れて快い気分になること。特に、酒に酔って陶然とした心地を表すときにも使う。

「羽化登仙」は、羽が生えて仙人となり、天に昇ることから、浮き立つような心地よさを表す言葉になったんだ。酒に酔って気持ちよくなるときにも使うけれど、お酒に限った言葉ではないよ。

オラも、きれいな景色の中で心がふわっと軽くなるような気分を、羽化登仙の心地と表せるんだとわかったニャ!
【語源・由来】
「羽化」は羽が生え、仙人になること。「登仙」は天に昇って仙人の世界に入ることを意味する。羽が生えて空に昇る仙人のような、身も心も軽くなる感覚を表す。
北宋の文人・蘇軾(そしょく)の「前赤壁賦」に「飄飄乎如遺世獨立、羽化而登仙」とある。蘇軾は客と舟を浮かべ、風や月、水面の景色を楽しむ中で、世俗から離れて仙人になったかのような心地を描いた。この表現から、俗世のわずらわしさを離れた快い気分や、酒に酔って陶然とする気分のたとえとして使われる。
【典拠・出典】
蘇軾「前赤壁賦」
羽化登仙(うかとうせん)の解説
カンタン!解説
「羽化登仙」は、羽が生えて仙人になり、天に昇るという中国の神仙思想から生まれた言葉だよ。転じて、まるで空に浮かぶように、心が晴れ晴れとして気持ちのよい状態を表すんだ。
例えば、静かな湖で舟に乗り、風や月の美しさを味わって、世の中の悩みを忘れるような心地になったときなどに使えるよ。酒に酔って気持ちよくなった状態にも使われるけれど、お酒を飲むことだけを指す言葉ではないんだ。
出典は、蘇軾の「前赤壁賦」。水上の風景を楽しみ、仙人になったような気持ちを描いているよ。
羽化登仙(うかとうせん)の使い方

湖で舟に乗ったとき、静かな水面に月が映って、とてもきれいだったの。

風も気持ちよさそうだね。どんな気分だった?

悩みを忘れて、仙人になって空に浮かぶような、まさに羽化登仙の心地だったわ。

なるほど! すばらしい景色に包まれて、心がふわっと軽くなる感じなんだね。
羽化登仙(うかとうせん)の例文
- 月明かりの下で舟に揺られ、羽化登仙の心地になった。
- 温泉にゆったりと浸かり、羽化登仙の気分を味わった。
- 久しぶりに友人と酒を酌み交わし、羽化登仙の心境で語り合った。
- 静かな湖畔の風に吹かれて、羽化登仙のような心地よさを覚えた。
- 蘇軾は「前赤壁賦」で、仙人になったかのように身も心も軽くなる羽化登仙の感覚を描いた。
羽化登仙の文学作品などの用例
- この人と一晩寝たら、羽化登仙の境に入るのではないかと思ったのさ<円地文子・彩霧>


















