著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

冬溫夏凊【とうおんかせい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
冬溫夏凊

【読み方】
とうおんかせい

【意味】
親に孝行を尽くすこと。

【語源・由来】
「凊」は「涼」に同じで、涼しいという意味。冬は温かく、夏は涼しくて、過ごしやすくしてあげるという意味から。

【典拠・出典】
礼記』「曲礼・上」

【類義語】
温凊定省(おんせいていせい)
扇枕温衾(せんちんおんきん)

冬溫夏凊(とうおんかせい)の使い方

ともこ
健太くん。明日は何の日か知っている?
健太
知らないなあ。何か特別な日なの?
ともこ
明日は父の日よ。日ごろの恩に感謝して冬溫夏凊する日じゃないの。
健太
すっかり忘れていたよ。急いで肩たたき券を10枚作って渡そう。

冬溫夏凊(とうおんかせい)の例文

  1. 健太くんは、寒いのが苦手なお母さんのために、床暖房完備の家をプレゼントして冬溫夏凊しました。
  2. ともこちゃんは冬溫夏凊している女の子として近所で有名です。
  3. 家業の八百屋を手伝っている健太くんは冬溫夏凊、孝行息子です。
  4. 親が元気なうちに冬溫夏凊しないと、後悔することになると思います。
  5. 産んで育ててくれただけでもありがたいのに、無理して大学まで行かせてくれた両親に冬溫夏凊したい。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。