【四字熟語】
冬扇夏鑪
「冬扇夏炉」とも書く。
「夏鑪冬扇」ともいう。
【読み方】
とうせんかろ
【意味】
無用なもの。役に立たないもののたとえ。夏の火鉢と冬の扇のことで、時期はずれの無用なもの、役に立たない人物やもののたとえ。君主の信用や寵愛を失った者、また、恋人にすてられた女性という意味でも用いる。
【典拠・出典】
『論衡』「逢遇」
【類義語】
・冬箑夏裘(とうそうかきゅう)
・六菖十菊(りくしょうじゅうぎく)
冬扇夏鑪(とうせんかろ)の使い方
健太くん。なんで夏なのにマフラーをしているの?冬扇夏鑪じゃないの?
彼女が手編みのマフラーを作ってくれたんだけど、冬に間に合わなくてようやく夏にできあがったんだよ。
それでうれしくて、夏なのにマフラーをしているってわけね。
そうなんだ。僕たちの仲と同じくらいに熱いよ。
冬扇夏鑪(とうせんかろ)の例文
- テストが終わってからこの虎の巻を渡されても冬扇夏鑪、テスト前にほしかったよ。
- 真冬に半袖の服は冬扇夏鑪、片づけてしまいましょう。
- 冬の扇風機は冬扇夏鑪だと思うかもしれませんが、暖気を部屋中に循環させるために役に立つんですよ。
- ともこちゃんは冬扇夏鑪、恋人に見捨てられたようです。
- 健太くんは冬扇夏鑪、社長から見捨てられた彼は、もう恐れるにたらぬ。