有職故実の意味(語源由来)
【四字熟語】
有職故実
【読み方】
ゆうそくこじつ
「ゆうしょくこじつ」「ゆうそここじつ」とも読む。
【意味】
朝廷や公家、武家の昔からの行事や法令・儀式・制度・官職・風俗・習慣の先例、典故。また、それらを研究する学問。
そやから、「昔ながらの儀式や決まりごとを知ってる」ってことやな。
昔の偉い人たちがどんなことをしてたのか、それを研究する学問のことも言うんやで。
あとは、たくさんのことを知ってる人のことを指すこともあるんやな。
これは、「知識を深く持つ大切さ」を教えてくれる言葉やで。
昔の偉い人たちがどんなことをしてたのか、それを研究する学問のことも言うんやで。
あとは、たくさんのことを知ってる人のことを指すこともあるんやな。
これは、「知識を深く持つ大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
「有職」は「ゆうしょく」「ゆうそこ」とも読む。「職」は、もと「識」と書いた。
【典拠・出典】
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有職故実(ゆうそくこじつ)の解説
カンタン!解説
「有職故実」っていうのは、昔からの王宮やお殿様、武士の行事やルール、お祭りや制度、職業、風習、慣習のことなんだよ。それから、それらのことを詳しく調べて学ぶ学問のことも指すんだ。
「有職」っていう言葉は、「ゆうしょく」や「ゆうそこ」とも読むことができるんだ。「職」っていう文字は、昔は「識」という文字で書いてたんだよ。
だから、「有職故実に詳しい」っていうときは、昔の風習や慣習についてよく知っている、という意味になるんだよ。それはたとえば、昔のお祭りがどうやって行われていたか、または昔の人々がどのようなルールで生活していたか、などをよく知っている、ということだよ。
有職故実(ゆうそくこじつ)の使い方
有職故実って知っている?
叔父さんが京都に住んでいるから聞いたことがあるわ。朝廷や公家、あるいは武家が行っていた儀礼や慣習の総称、およびそれを研究する学問のことよね。
そうだよ。さすがともこちゃんだね。
有職故実には公家故実と武家故実があるのよね。私は有職故実しか知らないけれども、色の表現がとても美しいのよ。萌葱とか薄紅梅とか。きっと色鉛筆にしたらきれいだろうなあ。
有職故実(ゆうそくこじつ)の例文
- 源頼朝が、有職故実に通じる武士を徴用したことで、京都の武官故実と関東在来の武士の慣習が合わさり、武家故実が体系化されました。
- 藤原忠平が儀礼の基本形を確立し、合理的な儀礼体系を作り上げ、この頃の有職故実の知識は世襲化されて次の世代に伝えられました。
- 江戸時代以降、有職故実について、民間でも研究をする者が現れ始めます。
- 現在の京都御所は、江戸時代に有職故実に従い、建てられたものです。
- 奈良時代の服飾は、唐の影響を色濃く受けており、唐の礼制は日本の有職故実の一つの要素でした。
有職故実の文学作品などの用例
- 随身服を宮内省の有職故実にたけた役人に指図されながら身につけてみると、<今日出海・天皇の帽子>
それらを深く研究する学問のことも言うんだ。
また、この言葉は「物知り」の意味としても使われるよ。