阿諛傾奪の意味(出典・類義語)
【四字熟語】
阿諛傾奪
【読み方】
あゆけいだつ
【意味】
身分や権勢のある者におもねり他人の地位を傾け奪うこと。
ほな、要は、「ええところを狙って、えらい人におべっか使って他の人を下す」ってことやな。
自分がええ思いするために、えらい人にゴマすって、他の人をこけさすってことや。
これは、「他人を陥れて自分が得するのはよくない」っていう、悪い行いを表す言葉やで。
自分がええ思いするために、えらい人にゴマすって、他の人をこけさすってことや。
これは、「他人を陥れて自分が得するのはよくない」っていう、悪い行いを表す言葉やで。
【典拠・出典】
亀谷省軒の文
【類義語】
・阿諛追従(あゆついしょう)
・阿諛奉承(あゆほうしょう)
阿諛傾奪(あゆけいだつ)の解説
カンタン!解説
「阿諛傾奪」はちょっと難しい四字熟語だけど、分解して考えると理解しやすいんだ。
まず、「阿諛」っていうのは、偉い人や権力がある人に対して、過度にお世辞を言ったり、へつらったりすることを言うんだ。なんていうか、上司や先生などに、「あなたは素晴らしい!」「あなたの考えはいつも正しい!」などといつもいつもべた褒めする行為を指すんだ。
そして、「傾奪」っていうのは、他人の地位や名誉、物などをうまく取り上げること。自分のために他人のものを奪い取る行為を指すよ。
だから、「阿諛傾奪」っていうのは、他人にへつらってお世辞を言いながら、その人の地位や名誉を自分のものにしてしまうということを表す言葉なんだ。つまり、他人をだまして自分の利益を追求する、なんていうちょっと悪い行為を指すんだよね。
例えば、「彼は阿諛傾奪をして出世した」っていう文は、「彼は上司におべっかを使って、他の人の地位を奪って、自分が昇進することができた」という意味になるんだ。だから、阿諛傾奪っていう行為は、まあ、正直言ってあまり良いとは言えない行為なんだよね。
阿諛傾奪(あゆけいだつ)の使い方
父さんの同僚が、部長に媚びを売って、ついでに父さんの悪口を吹き込んだせいで、遠い地方に左遷されることになったんだ。
なんですって、そんな阿諛傾奪は許されないわ。こうなったら、社長である私のお父さんに言っておくから大丈夫よ。
さすが、社長令嬢だね。
私の一族の会社で、阿諛傾奪なんて好き勝手なことはさせないわ。
阿諛傾奪(あゆけいだつ)の例文
- 阿諛傾奪して、ライバルを蹴落としながらこの地位まで来ました。
- 阿諛傾奪し、副院長は私に、彼は地方に飛ばされました。
- 阿諛傾奪し出世したけれども、数年後、その息子に阿諛傾奪されました。
- 阿諛傾奪して上層部に上り詰めたけれども、社長の失脚と同時に私も失脚しました。
- あの人の出世のスピードはすごく早いけれども、裏で阿諛傾奪をして、かなりの人から恨みを買っているという噂ですよ。
身分や権勢のある人にへつらい、その結果として他人の地位を揺るがす、それが阿諛傾奪なんだ。