【四字熟語】
倚馬七紙
【読み方】
いばしちし
【意味】
すらすらと名文を書き上げる才能。馬前に立ったまま一息に七枚の紙に文を書き上げる意。
【語源・由来】
中国の晋の哀虎が桓温に布告の文を書くように命ぜられ、馬前にたったまま、一息に間に七枚の名文を書き上げ、その才を王珣に賞賛された故事から。
【典拠・出典】
『世説新語』「文学」
【類義語】
・倚馬之才(いばのさい)
・万言倚馬(まんげんいば)
倚馬七紙(いばしちし)の使い方
松尾芭蕉とか俳句を詠む人って天才だよね。倚馬七紙というように、すらすら名句を詠むことが出来るんだから。
本当よね。何でも記録することが出来る現代人は、表現力でカメラもテレビもなかった時代の人には、かなわないって聞いたことがあるわ。
そうだよね。心で記憶するしかないもんね。
刹那の美しさや感動を歌に残したんでしょうね。
倚馬七紙(いばしちし)の例文
- 歴史小説を書いている朝井まかてさんは、倚馬七紙、新刊を出す間隔がとても短いのにおもしろいのです。
- 倚馬七紙、和泉式部の娘、小式部内侍は即興で和歌を詠んだ天才という逸話があります。
- 倚馬七紙、一時間で仕上げた読書感想文が入賞しました。
- 倚馬七紙、彼女は売れっ子漫画家で、連載を三つも抱えているのに、締め切りを破ったことがありません
- 倚馬七紙、昨日、急いで書いた母の日の作文を授業参観で読んだら、みんな号泣しました。