【四字熟語】
騏驥過隙
【読み方】
ききかげき
【意味】
わずかな時間。一瞬の出来事。「騏驥」は一日で千里を走りきるといわれる駿馬のこと。「過隙」は戸の隙間の向こう側をかけぬける意。
【語源・由来】
「騏驥」は一日で千里を走りきるといわれる駿馬のこと。「過隙」は戸の隙間の向こう側をかけぬける意。戸の隙間の向こう側を走り抜ける駿馬の姿を見ることができるわずかな時間という意味から。もともと人の命の短さ・はかなさを嘆いていった言葉。
【典拠・出典】
『荘子』「盗跖」
【類義語】
・白駒過隙(はっくかげき)
騏驥過隙(ききかげき)の使い方
もうすぐマラソンランナーの先頭集団が来るよ。
騏驥過隙、突風のように走り去っていくから、よーく見ていないとね。
あっ。来たよ。
騏驥過隙、一瞬だったわね。あんなスピードで40km以上走り続けることが出来るなんてすごいわよね。
騏驥過隙(ききかげき)の例文
- 騏驥過隙、一瞬の油断をつかれ、ボールを相手チームに奪われました。
- 騏驥過隙、ちょっとかばんを置いた瞬間にすられました。
- 騏驥過隙、携帯電話に目をやったほんの一瞬に、飼い犬のジョンが逃げ出しました。
- もう卒業式かあ、騏驥過隙だったなあ。
- 気が付いたらもう60歳、騏驥過隙だった。