【四字熟語】
牛驥同皁
「牛驥(ぎゅうき)皁(そう)を同じうす」と訓読する。
【読み方】
ぎゅうきどうそう
【意味】
賢者が愚者と同一の待遇を受けるたとえ。賢者が粗末に扱われるたとえ。また、賢者と凡人が混じるたとえ。
【語源・由来】
「驥」は一日に千里走ることのできる駿馬。「皁」は飼い葉桶のこと。
足ののろい牛と一日に千里を走る駿馬が、一緒の飼い葉桶の餌を食べる意味から。また、牛馬と飼い葉桶を同じくして養われる意味から。
【典拠・出典】
『文選』鄒陽
牛驥同皁(ぎゅうきどうそう)の使い方
僕の兄さんは優秀なのに、牛驥同皁、他の社員と同じ給料なんだ。
新入社員の内はしょうがないわよ。でも三年、五年と経つうちに給料に差が出てくると思うわよ。
そういうものかな?
そういうものよ。
牛驥同皁(ぎゅうきどうそう)の例文
- 人の三倍仕事が速い彼と、人より仕事が遅い僕が、牛驥同皁のように同じ給料で申し訳がない。
- 牛驥同皁、彼ほどの人間がこんなに粗末に扱われるなんて、もっと待遇がいい職場があるだろうに。
- 牛驥同皁、派閥争いに負けた彼は、彼の能力に見合わない単純作業をさせられています。
- 牛驥同皁、ゴッドハンドを持つ医師であろうがなかろうが、同じ大学病院に勤める限りは給料は同じです。
- 優秀な彼は、牛驥同皁、他の社員と同じ給料であることに不満を持っているようです。