【四字熟語】
澆季溷濁
「澆季混濁」とも書く。
【読み方】
ぎょうきこんだく
【意味】
道徳や人情が軽薄になり、風俗の乱れた世の中。
【語源由来】
「澆季」は道徳や人情などが乱れた、時代が終わる寸前のこと。「溷濁」は濁るや、汚れるということ。
【典拠・出典】
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【類義語】
・澆季末世(ぎょうきまっせ)
・澆季之世(ぎょうきのよ)
澆季溷濁(ぎょうきこんだく)の使い方
この前、電車に乗った時に、杖をついたおじいちゃんが優先席に座ろうとしたのに、そこに座っていた若者が、全員席を譲らなかったのよ。
ああ、澆季溷濁の始まりだね。でも、若者も実は体調が悪かったのかもよ。
元気そうに携帯電話でゲームをしていたわよ。
それはたちが悪いね。
澆季溷濁(ぎょうきこんだく)の例文
- 澆季溷濁の世の中を変えるために、道徳が教科化されました。
- 澆季溷濁が進み、児童虐待の悲しい事件が増えたような気がします。
- 人が倒れたというのに、だれも救出に行かずに、その様子を携帯で撮影していたなんて、澆季溷濁だ。
- 澆季溷濁で生きづらい世の中だな、昔はもっと助け合って生きていたのに。
- 澆季溷濁で自分さえ良ければそれでいいと考える人が増えました。