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澆季末世【ぎょうきまっせ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
澆季末世

【読み方】
ぎょうきまっせ

【意味】
人々の心が荒れ、道徳が薄れた世の中。

【語源・由来】
「澆季」も「末世」も、道徳や人情などが乱れた、時代が終わる寸前のこと。

【典拠・出典】

【類義語】
澆季溷濁(ぎょうきこんだく)
・澆世季世(ぎょうせいきせい)
・澆漓末代(ぎょうりまつだい)

澆季末世(ぎょうきまっせ)の使い方

ともこ
この前、隣の県で竜巻の被害があったでしょう?
健太
ああ。あったね。奇跡的にけが人はいなかったけれども、建物に被害が出ていたよね。
ともこ
あの時、一部のマスコミが、twitterに竜巻による被害について書いた人に殺到したのよ。さらに、取材を申し込む前に、お見舞いくらい一言あるべきなのに、それすらなかったの。
健太
思いやりより手柄か、澆季末世だねえ。

澆季末世(ぎょうきまっせ)の例文

  1. 肩がぶつかったからって刃物を取り出すなんて、澆季末世だ。
  2. 幼稚園児の声がうるさいから、幼稚園建設に反対する声が上がるなんて澆季末世ですねえ。
  3. 犬の鳴き声について、近所から苦情が来るなんて澆季末世だ。
  4. 昔はそこら中の家からピアノの音色が聴こえてきたのに、今では近所の目を気にしながら弾かないといけないなんて澆季末世です。
  5. 「絆」という言葉がもてはやされるほど、人間関係が希薄になり、この国は澆季末世です。

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