【四字熟語】
虚無縹渺
「虚無縹緲」「虚無縹眇」とも書く。
【読み方】
きょむひょうびょう
【意味】
何物もない空間が、無辺際に広がっている様子の形容。
【語源・由来】
「虚無」は何もないこと。「縹渺」は広々としている様。 遠くはるかに見えるさま。。
【典拠・出典】
白居易「長恨歌」
【類義語】
・神韻縹渺(しんいんひょうびょう)
虚無縹渺(きょむひょうびょう)の使い方
ともこちゃん。電車の窓の外を見てごらんよ。虚無縹渺としているよ。
まあ。本当だわ。延々と野原が広がっているわね。
ビルに囲まれた生活をしている僕にとって、ここは楽園だよ。
ボールを投げても蹴ってもガラスが割れることはないし、怒られないものね。
虚無縹渺(きょむひょうびょう)の例文
- 虚無縹渺とはこのことか、目の前には砂漠がどこまでも続いていました。
- 虚無縹渺、視界を邪魔するものは何もなく、ただ遠くにぼんやり富士山が見えるだけでした。
- 浮き輪の上でうたた寝をしていたら、いつの間にか沖に流され、虚無縹渺、周りは海しか見えずとても焦りました。
- トンネルを抜けると、そこは、虚無縹渺、ただ、真っ白の雪景色が広がっていました。
- 虚無縹渺、そこは、地平線が丸く見えるくらい何もない草原でした。