【四字熟語】
金甌無欠
【読み方】
きんおうむけつ
【意味】
物事が完全で欠点がないたとえ。特に、外国からの侵略を受けたことがなく、安泰で堅固な国家や天子の位のたとえ。黄金の瓶に少しも欠け損じたところがない意から。
【語源・由来】
「金甌」は黄金で出来た瓶のことで、国や天子のたとえ。全く欠けていない黄金の瓶ということから。
【典拠・出典】
『南史』朱异伝
【類義語】
・完全無欠(かんぜんむけつ)
金甌無欠(きんおうむけつ)の使い方
ともこちゃんは、勉強もできるし、運動神経も抜群、性格もいい。金甌無欠だね。
ええー。それは褒めすぎよ。欠けたところがない人なんていないわよ。
ともこちゃんが怒った時は、鬼ばばのように怖いのが玉に瑕だけど、金甌無欠だと思うよ。
なんですってー!
金甌無欠(きんおうむけつ)の例文
- 日本は、侵略された事がない金甌無欠の国でした。
- 開拓時代はイギリスの植民地でしたが、アメリカ合衆国が成立してからは、世界最強の金甌無欠の国です。
- 今年の私が担任するクラスは、良い子ばかりで金甌無欠です。
- 僕が手にとった本の帯に、金甌無欠の最高傑作と書いてありました。
- ともこちゃんの美しさは金甌無欠で、かなう人はいないでしょう。