【四字熟語】
形影相弔
【読み方】
けいえいそうちょう
【意味】
頼るべき人がいず、孤独でさびしいさま。また、だれもたずねて来ないのでさびしいさま。
【語源・由来】
「形影」は、からだとその影のこと。転じて、常に寄り添って離れないもののたとえ。「弔」は、慰めること、あわれむこと。だれも慰めてくれる者がいないので、自分のからだとその影で互いに慰め合うしかないという意から。
【典拠・出典】
『文選』李密「陳情表」
【類義語】
・形影相親(けいえいそうしん)
形影相弔(けいえいそうちょう)の使い方
健太くん。昨日、間違って倉庫に閉じ込められたんだって?
そうなんだ。近くを誰かが通ったら大声を出して助けを求めようと思ったのに、誰も通らないし、形影相弔だったよ。
結局誰が見つけてくれたの?
僕が扉の隙間から出した紙切れのSOSが飛んで行って、見つけた人が助けてくれたんだ。もう、一生出られないかと思ったよー
形影相弔(けいえいそうちょう)の例文
- 自然が大好きなので山奥に別荘を建てましたが、形影相弔でさみしくて泣きそうになりました。
- 飼い猫が亡くなってから、おばあちゃんは、形影相弔だったようです。
- 未婚の私は、老後は、形影相弔になるのかと心配です。
- 過疎化が進み、とうとう私だけになり、形影相弔といった感じです。
- 海外での暮らしは、人は大勢いるのに言葉が通じないので、形影相弔でホームシックにかかりました。