著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

陳勝呉広【ちんしょうごこう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
陳勝呉広

【読み方】
ちんしょうごこう

【意味】
ものごとの先駆けをなす人のこと。反乱の最初の指導者をもいう。

【語源・由来】
楚の人陳勝と呉広は秦の二世皇帝(紀元前二〇九年)のとき兵を挙げ、秦打倒の口火を切ったが、その後敗れた。しかしこれが契機となり、各地で秦に反旗をひるがえすものが現れ、やがて秦はほろびた。

【典拠・出典】
史記』「陳渉世家」

陳勝呉広(ちんしょうごこう)の使い方

健太
板垣退助って知っている?
ともこ
知っているわよ。民主政治の陳勝呉広でしょう?知らない人はいないんじゃないかしら。
健太
板垣死すとも自由は死せずっていう言葉が有名だよね。
ともこ
ああ、あれは秘書が叫んだもので、板垣退助の言葉ではないといわれているのよ。教科書って意外とあいまいよね。

陳勝呉広(ちんしょうごこう)の例文

  1. 流行の陳勝呉広になりたんです。
  2. 島原の乱の陳勝呉広は天草四郎です。
  3. この争乱の陳勝呉広として、健太くんは捕らえられ斬首の刑に処せられました。
  4. 健太くんは、ブームの陳勝呉広として有名で、老舗の店を経営していましたが、この度破産してしまいました。
  5. ともこちゃんは陳勝呉広、彼女がしたヘアスタイルは女性たちの間で度々流行しました。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。