【四字熟語】
荊棘叢裏
【読み方】
けいきょくそうり
【意味】
乱臣や悪臣のたとえ。
【語源・由来】
「荊棘」は、イバラなど、とげのある低木。とげがあることから転じて、障害・妨げになるもの、困難のたとえ。「叢裏」は、草むらの中のこと。草むらの中にとげのある木があって危ないという意から。
【典拠・出典】
『花扇』「聴稗」
荊棘叢裏(けいきょくそうり)の使い方
ともこちゃん。あそこは、今の市長を裏切ったやつが住んでいる家だよ。
あらまあ。あれがうわさの荊棘叢裏?壁に落書きまでされて、相当恨みを買ったのね。
自業自得だよ。大恩ある親友だった市長を裏切ったんだもの。
落書きもだめだけど、親友を裏切っちゃだめよね。
荊棘叢裏(けいきょくそうり)の例文
- ここは、史上最悪な逆臣と言われる南宋の秦檜の荊棘叢裏です。
- この家は、荊棘叢裏、かの有名な明智光秀の子孫の家です。
- カエサルが暗殺される時の発言「ブルータスお前もか」で有名なブルータスの荊棘叢裏跡を見てきました。
- この遺跡は、朝廷に歯向かった逆賊平将門の荊棘叢裏だと言われています。
- 僧侶の身でありながら天皇になろうとした逆賊道鏡の荊棘叢裏は、今はもうありません。