【四字熟語】
荊妻豚児
【読み方】
けいさいとんじ
【意味】
自分の妻子のことを謙遜していうことば。
【語源・由来】
「荊」は、イバラ(とげのある低木)のこと。「荊妻」は、中国の後漢の時代に梁鴻という人の妻がイバラのかんざしをさし、つましい身なりをして夫に仕えたということから、自分の妻を謙遜していうことば。「豚児」は、豚の子のことで、自分の子を謙遜していうことば。主に手紙の中で用いる。
【典拠・出典】
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【類義語】
・愚妻愚息(ぐさいぐそく)
荊妻豚児(けいさいとんじ)の使い方
うちのお母さんが、昨日からストライキしていて家事を一切しないのよ。
一体全体、ともこちゃんの家で何があったの?
お父さんが、家族を紹介する時に、ここにいるのが荊妻豚児ですって言ったのよ。それでお母さんは怒ってしまったの。
それはお父さんが悪いよね。今日は外食に行って、お母さんの機嫌を取るべきだね。
荊妻豚児(けいさいとんじ)の例文
- 荊妻豚児と紹介されて、奥さんとお子さんの顔が引きつっているのがわかりました。
- ご家族を荊妻豚児とへりくだって紹介されて、こっちが返答に困ってしまいました。
- 荊妻豚児だけど、私の最愛の家族です。
- 健太くんは、荊妻豚児なんて言わない、私の愛するワイフとベイベーはと言います。
- 荊妻豚児と家族を紹介したけれども、本当は内心、日本一の妻と子供だと思っています。