危急存亡の意味(出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
危急存亡
【読み方】
ききゅうそんぼう
「危急存亡の秋(とき)」と使用します。「秋(とき)」は「大事な時期」を表します。「あき」と読むのは間違いです。
【意味】
危険が迫っていて生きるか死ぬかの局面に立たされていること。危機が差し迫り、生き残れるか滅びるかという重大な瀬戸際のこと
「危急存亡」という四字熟語は、非常に危険な状況が迫ってきて、今すぐにでも滅びるかもしれない、あるいは生き残れるかの分かれ目を表しているんだよ。
それはつまり、「すごくピンチで、生き残るかどうかギリギリや」ってことやな。
もうすぐ大変なことが起きそうで、これからが生き延びるかどうかの大試練の時間っていう感じやな。
これは、「大変な状況でも最後まであきらめずにがんばる」っていう気持ちを表す言葉やで。
もうすぐ大変なことが起きそうで、これからが生き延びるかどうかの大試練の時間っていう感じやな。
これは、「大変な状況でも最後まであきらめずにがんばる」っていう気持ちを表す言葉やで。
【典拠・出典】
『文選』諸葛亮「前出師表」
【類義語】
・生死存亡(せいしそんぼう)
・国歩艱難(こくほかんなん)
・国家存亡(こっかそんぼう)
【英語訳】
・critical hour
・critical moment
危急存亡(ききゅうそんぼう)の解説
カンタン!解説
「危急存亡」っていうのは、ほんとうに大事な瀬戸際、つまり、今の状況が危なくて、これから先が生き残れるのか、それとも終わりになるのか、そんなピンチの時を指すんだよ。「危急」は、危ない状況がすぐそこまで来ているって意味だよ。「存亡」は、これから先に生き続けられるのか、それとも死んじゃうのか、そんなことを指すんだ。
よく、「危急存亡の秋」という言い方をすることが多いんだ。「秋」っていうのは、作物がたくさん実る季節だから、とても大切な時期を表してるんだよ。だから、「危急存亡の秋」というときは、本当に大事なピンチの時を指すんだ。
でも、「危急存亡」は、個々の人についていうよりも、会社や団体、国とか、大きな集団のピンチの状況を指すことが多いんだよ。この言葉の出どころは、中国の有名な人、諸葛亮が書いた「前出師表」っていう文章から来ているんだよ。
危急存亡(ききゅうそんぼう)の使い方
あー! 一体どんな展開になるんだろう?
どうしたの? 興奮して。
この連載小説、いよいよクライマックスなんだけど、来週が待ち遠しいよ!
ああ、それね! 私も楽しみだわ。危急存亡の秋を、どうやって戦うのか見物よね。
危急存亡(ききゅうそんぼう)の例文
- 「スーパーマン」は危急存亡のアメリカを救うヒーローだ。
- 今この危急存亡の秋(とき)に、自己保身など見苦しい。
- 危急存亡をかけた大戦に男たちは赴いた。
- まさに危急存亡の大一番、一手一手が抜き差しならない。
- その大企業は今、危急存亡の秋を迎えていた。
危急存亡の文学作品などの用例
- 冗談言うときでなか、今や危急存亡の秋たい、<尾崎士郎・人生劇場>