著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

騎虎之勢【きこのいきおい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
騎虎之勢

【読み方】
きこのいきおい

【意味】
物事にはずみがついて、途中でやめられないことのたとえ。

【語源・由来】
「騎虎」は虎に乗ること。虎に乗った者は、降りると虎に食べられてしまうので、乗り続けるしかないという意味から。

【典拠・出典】
隋書」后妃・独孤皇后伝

【類義語】
・騎獣之勢(きじゅうのいきおい)

騎虎之勢(きこのいきおい)の使い方

ともこ
うわっ。人が集まりすぎじゃないの?このままじゃけが人が出たりしないかしら?
健太
かといって、騎虎之勢の今、中止すると大ブーイングになるだろうから、このままイベント開始まで待つしかないよ。
ともこ
そうよね。でも、やっぱり危ないから、押し合ったしないように声はかけたほうが良いと思うわ。
健太
そうだね。よしっ。みんなで声をかけに行こう。

騎虎之勢(きこのいきおい)の例文

  1. 執筆中に騎虎之勢になるとだれも彼を止めることはできませんよ。
  2. 今の健太くんは騎虎之勢だから、聞く耳を持たないでしょう。
  3. 騎虎之勢で上がり続ける株式相場で、売る勇気が出ません。
  4. 騎虎之勢、今更引っ込みがつかない。
  5. あの企業の業績は、ノリに乗っていて、止まるところを知らない騎虎之勢です。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。