【四字熟語】
兎起鶻落
【読み方】
ときこつらく
【意味】
野うさぎが巣穴から素早く走り出したり、はやぶさが急降下して獲物を捕らえたりする様子。転じて、書画や文章の勢いがあることのたとえ。
【語源・由来】
「鶻」は鳥のはやぶさ。
【典拠・出典】
蘇軾
兎起鶻落（ときこつらく）の使い方
ともこちゃんの絵は兎起鶻落だね。力強くていい絵だね。
ありがとう。自分でもうまく描けたと思っているの。
これは、学校の裏山から見た景色でしょう？あのありふれた景色が、ともこちゃんの手にかかるとこんな風景に変わるんだね。
ありふれてみえるかもしれないけど、山にはたくさんの生き物がいてパワーにあふれているのよ。山のおかげで良い絵が描けただけよ。
兎起鶻落（ときこつらく）の例文
- 健太くんの書いた元気という文字は、兎起鶻落、勢いが良すぎてはみ出していました。
- 今回の小説は、今までの軟弱な感じとは違って、兎起鶻落でいいね。
- 兎起鶻落な文字を書くために、都会から自然豊かな田舎に移住しました。
- 勢いのある彼の絵は、兎起鶻落といった感じで一番目立っていました。
- 迷いが一切ないまま書き終えたことがわかるような、兎起鶻落と言う感じのいい文章でした。
